血糖値を管理するためのサプリは、血糖値を正常な範囲に保つために設計された補助的な健康製品です。
これらのサプリは一般的に糖代謝を改善したり、血糖値の上昇を抑えるための栄養素や植物由来成分を含んでいます。
ここでは、血糖値対策サプリによく含まれている成分と効果を3つ紹介します。
①桑の葉由来イミノシュガー
桑の葉由来イミノシュガーは、特定の構造を持つ糖の一種で、酵素との相互作用や酵素の働きに関与することが知られています。
医薬品の分野ではインフルエンザなどの治療薬として研究されていますが、
ほかにも血糖値の上昇を抑えたり、糖の代謝酵素に結合することで活性を調整する働きが報告されていることから、糖尿病の治療にも応用されています。
②ナリンジン
ナリンジンはオレンジやグレープフルーツのような柑橘類に含まれているポリフェノールの一種で、苦み成分の主な原因と言われています。
しかし、この苦み成分には様々な健康効果があり、そのうちの1つが、血糖値の上昇を抑制する作用と言われています。
ナリンジンには、糖の吸収を調節する酵素を阻害する性質やインスリンの感受性を向上させる効果が報告されているため、糖尿病の管理や予防に役立つと考えられています。
③サラシア由来サラシノール
サラシア由来サラシノールとは、インドやタイなどで見られるサラシア種の植物に含まれる成分で、古くから健康維持のために摂取されていたと言われています。
サラシア由来サラシノールにはナリンジンと同様に、糖代謝の改善やインスリンの分泌を促進させる作用を持っていることから、血糖値対策には有効な成分と期待されています。